オンライン誌:Social Medicine「社会医学研究」 10月 5, 2008
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このブログでもリンクしたことがあるのだけど、きちんと紹介するのは初めてになります。
誰でも自由にダウンロードできて、書き手同士が校正をする、一部誰でも投稿可能なオンライン誌「Social Medicine」というものがある。最近「健康と不平等」「医療格差」というようなタイトルの本や書き物を見かけることが多くなってきたし、「医療社会学」という学問の分野も存在しています。英語だとmedical sociologyあるいはSociology of healthと呼ばれます。
しかしSocial Medicineという言葉は「社会医学研究」と呼ぶようで、「社会学」とは違うみたい。たとえば日本の東京社会医学研究センターの紹介をみても、学問とちうより実践のための研究という意味合いがつよいようです。
その中でも「実践編」といえる特集では、このブログでも紹介したヤングローズの病院占拠の話(ここ)や最新号ではニカラグアのサンディニスタにおける「ヘルスプロモーター(保健促進者)」の役割(こちら)など社会運動と保健医療についてよく書かれている。

英語なんだけど、難しい言葉遣いはしていないので思い立った人が翻訳しても読みやすいのじゃないかと思う。自分はいまやれそうもないので、誰かが手を出してくれることを願って紹介しました。
わたしたちのからだ、わたしたちじしん(Our Body Our Selves) 9月 9, 2007
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専門家のアドバイスではなく、当事者の経験をもとに書かれた女性の健康の本として、アメリカで出版されて以来改定を続け女性の健康運動、セルフヘルプの実践のための古典ともなっている本。
Ourbody Ourselvesの日本語版(完訳ではなく日本の情報などを混ぜた編集版)の最初の版『女のからだ:愛と性の真実』を古本屋で購入。1975年にでた本です。
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Sisters of the Yam: Black Women and Self-Recovery 9月 9, 2007
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TOUCH ME, TOUCH-ME-NOT: Women, Plants and Healing by Shodhini 9月 9, 2007
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インド女性の健康問題をしらしめるために、全土から集まった健康(保健?)活動家たちがあつまってShodhiniというグループを結成。この名前はヒン ドゥーで「女性研究家」という意味。彼女たちはいっしょになって、消えつつあるインドの伝統的な治療法(ほろんどがハーブ)と、自助(self- help)の組み合わせを学んだ。70年代欧米フェミニズムのスペキュラムをつかった自己検診を使いつつ、女性の健康に使える伝統的な治療法を研究。彼女 たちは理療を地域の言語に翻訳し、婦人科治療に手の届かなかった田舎の女性たちに情報や技術を伝達し、「はだしの婦人科医たち」と呼ばれた。(この紹介文 は、ma bettabelle の記事を参考にした)
(不完全な) BOOKLIST 9月 9, 2007
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6/30の模索舎イベントで配った本のリストです。
『躁うつ病を生きる わたしはこの残酷で魅惑的な病気を愛せるか?』
K.ジャミソン 著 田中啓子 訳 新曜社
タイトルの通り、『躁うつ病』を生きた心理学者でもある著者が、どんな時に気分の変化に身をまかせたいと考えて、また別のときには薬を服用する必要を感じたかなどじぶんと気分の複雑な関係を自伝的に書いています。「PMS」など月経サイクルの影響で気分の対処に悩む人にも読んでみて欲しいと思います。まわりもいろんなことをいうし、じぶんもいろんなことを考えるので、ひとつの答えがなかなかでないような状況はそれだけでも孤独を呼ぶと感じる時に。ただし著者の生活描写は感情移入しにくいかも。
ブックガイド:『“ほっ”とする生理痛の本』 9月 8, 2007
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『女性の悩み解決ガイド “ほっ”とする生理痛の本』
清水直子、わたなべゆうこ著 築地書館
★★★☆☆
著 者の二人は雇用・労働などをテーマにするフリーライターと、『なぜ婦人科にかかりにくいの?』も共著している子宮・卵巣がんのサポートグループを運営する 人が書いたもの。月経で体がつらくて会社を休もうとして会社の上司に電話口で「這ってでも来いよ」と言われてから生理休暇を認めさて、その会社を辞めて鍼 灸院へ通って6年目ようやく苦痛を感じずに月経を向かえた著者のひとりの体験談から始まる。そこには月経痛という体験が仕事、社会、病院から受ける粗末な 扱いやそれに伴ってふてくされの感情、ストレスなどのせいで余計つらいものになっていることへの問題意識(ポイント★)がこの本の重要な要素としてあることがわかる。様々な体験談は「月経痛という体験」がいろいろであること、つまりCMとは違ってみんなある鎮痛剤を飲めば治るわけではないし、「月経は病気じゃない」「子供を産めば治る」と医者に言われても納得できるはずがないものだったりする。 本の中の具体的な情報は、月経痛の原因、子宮系の病気との関連、婦人科での治療の受け方、鎮痛剤、漢方、ピルなどの成分・説明・飲み方の注意、月経と社会 環境、生理休暇のとりかた、周囲との関係、薬以外のセルフケア、民間療法、心の治療、などかなり広い内容。治療については、どれを薦めるということでもな く、それぞれの上手な使い方をきっと悩みながらも丁寧に書いている感じが好印象。ただし「生理クイズ」の「タンポンはからだによくないの?」にたいしてそ んなことはありません!と答えていて(これはケミカルナプキンと比べて、という前提で、化学物質の話よりも女性が自分の膣を触るタブーに反抗しての答えに なっているから微妙。)課題を残す部分もある。ツボやストレッチの図もついたセルフケアの部分が結構充実しているのでここだけでも目を通す価値があると思う(ポイント★)。『なぜ婦人科に~』と同じように、巻末に用語集、本・ウェブサイトのリスト、関連団体のリストがあるのが気に入ったところ(ポイント★)。
